ここにいるよ　ずっと祈っているから

「あなたを包む世界が　しあわせ色であるように」

ささいな偶然が与えてくれた

心地よさが当たり前だった

吹き抜ける風　黄金の花びらゆらして

あなたをもまた咲かせた

明日がどんなかたちかなんて

知らなくても笑っていられた

鮮やかに描かれた楽園は

壊れる瞬間も鮮やかすぎて

見つけにゆくよ　どんな闇さえ超えて

あなたがなくした「たからもの」

ここにいるよ　ずっと祈っているから

「あなたを包む世界が　しあわせ色であるように」

ささいな偶然が与えていった

鋭く鈍い決裂の音

吹き抜けた風　黄金の花びら散らして

あなたをもまた枯らした

あたたかい、と　なまぬるい、は

同じようで全然違うこと

虚しいだけの過去にすがるより

新しい光へと流されましょう

探しにゆくよ　どこにでもありふれた

あなたが忘れた「たからもの」

ここで待つよ　ずっと呼び続けるよ

「あなたが笑う世界が　しあわせ色であるように」

優しくなんかなくたっていい

ほんもののあなたでいてほしい

独りじゃないんだと　そう思えるならば

この身を悦んで捧げましょう

届けにゆくよ　失うと知ってても

あなたを繋いだ「たからもの」

砕け散ったら　かけらを集めて

まだ見ぬ日の思い出に変えましょう

紡いでゆくよ　どこにでもありふれた

あなたと繋がる「たからもの」

ここにいるよ　ずっとそばにいるから

「あなたが笑う世界が　しあわせ色であるように」